アジアンジャパニーズ・小林紀晴
あ~朝になっちゃた。
卒論がさ、僕を攻めてさ…。寝かしゃあしないんだよ、あのあばずれが。 この時期のたいていの全うな4年生なら誰でも経験する苦しみじゃねぇかな。 何のために大学来たかってこれをやるため、いや本当はこれやって、次の院に進んでもっと立派な論文を書けるようにするためかな。本来は大学ってそういうとこでしょ。 本当なら僕もそうしたいとこなんだが… ま、就職したってさ、こんな時代でしょ?いつ会社が潰れるかわかんないし、好きなことをやり続けていくのがまぁひとつの生きかたであるわけで、悪いことじゃないと思うんだよね。 責任さえ負えば。 まぁたいていの人はそんな冒険しなくてもそれなりにお勤めをして家庭を築いて幸せな人生を送るんだけども、彼はそれがいやだったんだなぁ、うん。 「定時におきて、同じ電車にのり、毎日会社の窓から灰色の空を見てた。」 なんて普通の人はいわないよなぁ~そんな彼の感性がまた、ひとつの力を生み出したのだろうけど。 この本の著者であり写真家の小林紀晴は、叫ぶ。 なにをしたいのかなんてわからなかったけどココにいちゃあ駄目だと思った。そう思ってら会社を辞めてカメラを片手に飛び出していたんだって、アジアに。 彼は歯車になりたくなかったという。 なんかそうした人々が無機質に見えたともいう。 それは違うと思う。 そういう人たちがいて自分が生かされてて、自分もどんなことをしていようと社会の歯車である事に変わりはない。 そういう存在であることを軽視するのは愚かしいのでわなかろうかね。 でも、彼のようにいやだと思ったら飛び出してしまいたいという気持ちだけは持ち続けていたいのは僕も一緒。リスキーではあるけど。 そんなとこで、この本は、スリリングで面白かった。 中にあるアジアにいる日本人たちもいい顔で撮れてる。 でもどんな状況下でも人の笑顔にかわりはないのではないだろうか。
by U-the-zannen
| 2004-12-08 06:31
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