Angry&Hungry

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草木が燃える=火事

私は一応「萌え」るという言葉、本域で使ったことはありませんが、昨今のメディアのオタク文化を追いかける動きとそれの取り扱い方については少し物申したいところがあるのです。

それにはまず、「萌え」という言葉の持つ性質について、お話しながら進めていこうかと思います。

「萌え」という言葉はA-BOY、いわゆる秋葉系と呼ばれる、オタクチックな人たちが、アイドルやアニメのキャラに対しての好感を示す言葉とされていますが、その範囲は多岐にわたり、今日では鉄道やなんかにも使われ、もはや収拾がつきません。

そもそも萌えるという言葉は「木々が生い茂る姿」をさす言葉であり、現在のようなスラングとしての「萌え」が派生した過程としては、PC技術の発展により当初使われていた「燃える」が誤変換されたことが発端だとか。<span class="mini">(参考:http://sikoukaizou.hp.infoseek.co.jp/moe00.htm

「燃え」よりも「萌え」が、好まれ定着していった過程には、オタクといわれる、自己空間を閉鎖し、且つ、「男であるにもかかわらず、男性的(マッチョ)になれない自分」というある種の烙印(巣ティグマ)を持つものが、「燃え」という言葉よりもやわらかいイメージを持つ「萌え」に親近感を寄せたのではなかろうかと思うわけです。

つまるところ「萌え」とは、あるマイノリティー達(ここではオタクの人々)が、自分達だけで使うスラングであり、ある意味、選ばれた人々だけの言葉としてまことしやかに語られていた言葉であったのだと思います。

ところが昨今の情報産業は発達し、あらゆるメディアで「萌え」が取り上げられ、去年あたりは、一大ブームとなり巷をにぎわせたものでした。
もはや「萌え」という言葉はすっかり一般人にまで浸透し、オタクたちが「萌え」と感じていたものにフェティズムを感じない人々(オタクたちにとってのマッチョな世界の人々)にさえ、使用される言葉となってしまいました。

そして「萌え」という言葉は、アニメ系・アイドル系のアイコンとして使用されて続けています。
このマーケットにいまさら目をつけたぴあでも“萌えぴあ”なる、声優出演イベント、アニメ関連イベントを集めて紹介するページものがオープンするそうです。

こうしてアンダーグランドはオーバーグラウンドへ掬い出されていきます。
90年代以降、経済の世界では、サブカルチャーの領域においてどんどんアンダーグラウンドへと進出し、今日ではもはやアングラは死んだとさえ言われています。

ところがです。これがターゲットにするオタクたちは、メジャーなものを嫌います。たとえば、売
り出し中のアイドルが売れ出すともはや興味がなくなるように。
このように、オタク土壌のアンダーグラウンドで育てられたものを、オーバーグラウンド(一般的な)に持ち上げてしまうと、それらを育てているオタクたちはより離れて行き、「萌え」という文化を破壊してしまう行為であるといえるでしょう。(のま猫問題などには一部でそういった感情も含まれているのでしょう。)

こうして、経済的な都合だけで、物事が進められていき、事物がむさぼられていく姿勢・状況は、日本政府の農業政策にも通じるのではないでしょうか。いや、農業・工業に限らずたとえば人材育成等のすべての分野において、今日では、ファーストなものが求められていますよね。

企業も即戦力を求めています。
昨今ではスローフードやロハスなどがもてはやされていますが、それは、単純に個人レベルのライフスタイルにとどまるだけです。
しかも、それらを志向するとされている人たちすらも多くはターゲット化されたマーケットの中で踊り、手軽にスローフードやロハスを購入するのみとなっているように見えるのです。

土壌を育てるという行為は、決して手軽にできるものではないのです。
先駆者たちと同じ手順を自らが踏んでやっとこさ到達するんものであり、そこでは生きるための姿勢が培われるのであり、決して手がるに形だけでもまねてもできるものではないと思うのです。

このように、今日ではマイノリティの文化を拾い上げては、売り出していき、廃れたら捨てる。行為が常々として行われています。
しかし、使いすいて文化に未来がないことは、もはや自明の理。すでにファーストフードの没落からもわかっていることでしょうに。

私たちは形だけではなく、土壌を育てるということについてもう少し知る必要があると感じました。
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by U-the-zannen | 2005-12-09 21:25

ROCKとはなにか?

昨日、サザンの東京ドーム公演に行く。
やはりライブちゅーもんはすごいね。あの興奮はもう体が忘れられないくらいしみこんでしまう。
爆音の演奏と映像とセッションのこーなちゅーか…ハーモニー?ヴァイブス?とにかく全てがいったいとなることの快感ってゆーのかな。小さいライブハウスでの演奏も好きだけど、あーゆー一体感ってのはやはり大会場とドームの反響ならではのものなのかもな~
とにかく久しぶりにわき目も振らずに手を振り、腰振り、大ハッスルしてきた!

サザンオールスターズ。デビュー27年にしていまだJーPOPのTOPを走り続けるBIGWAVE。
そしてそのフロントマン 桑田圭祐。日本屈指のロッカーにしてエンターテイナー…

彼が途中のMCで言った。
「いや~も歳だよね。もロックじゃないもんね。」
いやいやいや、なかなかどーしてあんたはロッカーだよ、最高のロッカーだ!
私たち日本人は、ともすればポピュラーな音楽が(またはポピュラー化した音楽が)どうしてROCKからPOPSに堕すると考えてしまうのだろうか。
音楽好きとされる人たちからするとPOPSはもはや芸術性のない、価値のないもののように取り扱われることが多々ある。

いったいROCKとはなにか?
私たちがROCKを想像するときその言葉から 硬い物、ハードなものといったものをイメージするけれど本来ならROCKはそっちじゃなくて振動させる⇒感動させる・社会を揺るがすの方なんだよね。つまりROCKとは思想なのだ。音楽のスタイルであり、サウンドの問題ではない。

しかしお金の勉強が得意な日本人ってやつはそれを履き違えてどーもROCkってのは現在だとブリットポップの形態を継承するようなギターロックのことだけを指している分類し、ジャンルとしてのROCKという枠のなかに収めようとしている気がする。

それは確かに経済的にも情報産業的にも便利だ。
ROCKバンドとしてデビューさせればROCK族と自分を属させる特定のユーザーに売り込みやすいしね。

以前とあるところでこういった会話が取り交わされた。

A 「ライブとかいくの?」
 「行きますよ、大体HIPHOPですけど、ROCKだとこの間BEGINとか氣志團とか」
A 「それROCKじゃねーじゃん!」

・・・

もぉね~開国してよ~

あなたの幻想的なROCK村を開放してあげて!

あんたらがどんな音楽が好きか、詳しいかしれないけど共に音楽を語り合える仲間とはとても思えない。
そこらへんの自分の内面とか他人との距離感とかそーゆー餓鬼が喜びそうなことばっかいってるお宅系ギターバンドとは年季が違うのよ!?よっぽど面白いし、サウンドも厚いし、ステージパフォーマンスだって何倍も楽しませてくれる。

ビートルズがPOPSのKINGと同時に最高のROCKバンドとして賞賛されているのはなぜか!?
RUN DMCがKING OF ROCKと呼ばれているのはなぜか!?
日本でROCKERとして歳を取り続けるバンドや歌手が少ないのはなぜなのか?

全ては日本人のモツ何かに属すという穂保守的な安定幻想だ。
われわれは、若いうちは、社会に疑問をもち、時には反撃し、とにかくいきり立っている。
いつもトサカをたて、目を血走らせ、コブシを振り上げている。
だけれど、社会に出始めていくとどんどんと「もう落ち着かなきゃ」などと落ち着きを履き違え、ライブにも行かなくなり自宅で歌番組でも眺めるくらいにとどまっていく。
それと同時に自分たちが、若かりし頃熱を上げていたバンドも歳をとり、売れてきてTVにも出てくるようになる。
そうして私たちも、彼らもだんだんと社会とうまくやっていき、なんとなくの日常に埋まっていくのだ。そうすることが安定だからだ。
しかし、音楽は芸術としていき続けるには、反抗し続けていかなくてはならない。人々を振るわせ続けなければならない。忘れ去られてはいけないのだ。

歳を取ったわれわれに、なおもコブシを振り上げさせることができるアーティストこそがROCKであるのではないだろうか。

桑田のBEST盤をして「TOP OF THE POPS」と自嘲的に笑わさせなければならなかった大罪が私たちにはある。
桑田さん!あんた、間違いなくすばらしいロッカーだよ!
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by U-the-zannen | 2005-12-06 02:54



ポイズン過ぎるこんな世の中をただ反抗的精神のみで斬る、平成の切り裂きジャックの独り言
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