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カテゴリ:海をめぐる断章~ALWAYS 幕海~( 3 )

海辺の音楽 ~ALWAYS 幕海~

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すっかり更新が滞ってしまった…
いかんな~
何かをがんばるとどこかが抜ける私だ

それで相殺
それが均衡
それが一番大事

ところで先週末、我が心の地元幕張にて「サマーソニック2006」ならイベントが執り行われていた
それも都市型フェス私の上司や先輩や友人らもこぞって参加したらしいのだが、これがなかなかのものだったらしい
まぁ以前夏フェスにはさほど興味がないといった私だけど、こと、幕張でのライブに関しては暖かい気持ちで眺められるものだ

素晴らしき郷土愛

これに限らず、千葉マリンスタジアムや幕張メッセでは年がら年中ライブをやっている
特に冬場などは、野球もシーズンオフなので大物アーティストのライブもあり、海浜地区一帯をライブ会場と化すのだ

僕らはバイトも大してしない貧乏高校生だったので、何かのアーティストのライブがあると聞くや、会場外にたむろし、その雰囲気などだけでも味わったものだ

一度などは、GLAYが幕張海岸の駐車場を占拠しての大ライブが開催されて2万人だかなんだかのファンが集まった
僕は、その日は残念ながら休日で行かなかったのだが、部活を終えた友人達が周辺でいつものようにたむろしていたら、入れそうであることが発覚
何食わぬ顔で入り口に近づいて入場→ライブ堪能と相成ったらしい

僕自身はといえば、2000年に当時絶大な人気を誇っていた「HI-STANDARD」が主宰するイベント「AIRJAM2000」があり、終盤になって帰りゆく人々からブレスレッドタイプのチケットをもぎ取り入場→ライブとなったことはいまでも思い出に残っている

そんなわけで今年も帰省ついでにサマソニのライブでも聴きにいってやろーかな~と思っていたのだが、おりしも近年まれに見る大豪雨&雷雨
もうね、そこらじゅうの不届きものに天罰がくだってるのかと思いましたよ
さすがにビーチサイドのステージも一時中断していたらしいけどそんなステージが作れるのも幕張ならではでしょう
最近ではマリンのライブも大分減ったらしいからまぁ興行元さんも、末永く幕張に来続けていただきたいものである
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by U-the-zannen | 2006-08-14 14:35 | 海をめぐる断章~ALWAYS 幕海~

漂う魂 ALWAYS 幕海ー番外編ー


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あれからどれくらいたったのだろう

もうずいぶん長いことのようにも感じられるし、ついさっきおこったことのようにも思える。どちらにしても自分と世界とをつなぐ、「記憶」という綱はほどけかかっているようだった
世界から解き放たれかかっている
かつては、どれほど望んだかわからないのに、いざ、その時が来ると必死で結びなおそうと、記憶を断片的ながらつなぎ起こしているから不思議だ
そして、僕という存在の確実さが、これほどまでに過去の記憶というとても不安定なものに依拠していたのかと驚く


そんな風に記憶があいまいになってきているのだから、何も確実ではないけれど、おそらくは数日前のある晩、僕が乗っていた船が転覆し、途端に深く暗い闇の中に放り出されてしまった
大人も子供も、偉い人も貧乏でこの航海の先にある新天地での生活にかけているような人も船長も乗組員もみんなみんな紺碧に輝く冷たい暗闇に飲まれていった
救命ボートも浮き輪もカルネアデスの板さえも流れてこない暗闇の中で僕は、とりあえずもがくよりもそこに浮いて体力を消耗しない事の方が得策に思え、ただ浮いみた

夜が明けると周りには何もなくなっていた。どれほどに流されたのだろうか
いや、夜が明けたというよりは気がついたら太陽と海の間に僕が浮いていたのかもしれない
鮫やその他の凶暴な海の生物に食べられてしまのならそれはそれでいいとも思う
どちらにしろ一か八かなのだ

そうして、幾度かの昼と夜とを越えて現在に至っている
まだ生きている
自分でも驚くほどに人間って生きられるもんだなぁとも思う

いや、そう思っていたのだけど、実はちょっとした事態が起こっていた

ただ浮いているだけ―とはいえ、最初は小波や大波が来るたびに鼻や口から水が入り込みむせた
しかし、それも何日かするとどうでもよくなってきたのだ
なれた、というのが正しいのか
いや、そうではない、おそらくなのだけれど、僕の体が何らかの変身を遂げて、塩水に順応してきたようなのだ
最初はえらでも生えたのかと思い、その変身自体を疑問に思うよりも受け入れて快適にいられることの方を喜んだ
ところがどうも様子がおかしい

エラがあるのならばと海中にもぐり魚の一匹や二匹捕まえて喰ろうてやろうかと思ったのだが、なんだか体は動かない
ためしに足をばたつかせてみるが微動だにしない
しばらく浮かんでいたので体の神経がいかれたのか…いや、どうもそうではないらしい

ここまで来て、僕は自分が死んでいるのではないかと思った
もはや死んでしまっていてここに浮かんでいる(と思っている)のは僕の思念とか怨霊のような世界への未練がここに自分の魂を浮かび上がらせているのではないのだろうか
しかしもはやそれはどうでもいいようなことの気がした

生きながらえるために浮かびあがって、体力を消耗しないという選択肢を選んだはずなのに僕は、僕の魂はもはや目的地を見失っているのかもしれない
いや、最初から僕には「陸地にたどり着く」などという気はなかったのだ
ただその時を生き、その時間を一瞬でも長続きされるだけを望む事

これは僕の人生そのものであったかのようにも思える
薄ぼんやりとした陸地を盲目の目で念じながらも消して求めず、過去の記憶にだけしがみつき、足場を確認する毎日

船に乗っているうちは何も気がつかないが、海の中へ突き落とされてしまえば足場もなくただ浮遊しているだけの魂

そしてその魂は、どこへ行くでもなくココに波として漂っているだけだ
そう、僕は波になったのだ
生きることも死ぬこともできず、ただただ過去への薄ぼんやりとした記憶だけが残り、それが世界と僕をクビの皮一枚でつなぎとめ永遠に浄化されることもなく漂い続ける

僕は波と共に浮かび沈みしながらどこかを漂っている


なんかこれ山月記と変身をたしてにでわったようなかんじだな
昨日江ノ島の海にいって浮かびながらこんなこと考えてました
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by U-the-zannen | 2006-08-07 17:56 | 海をめぐる断章~ALWAYS 幕海~

海をめぐる断章 ~ALWAYS 幕海~

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最近無性に海が見たい それも幕張の海が
その渇望たるや、「失楽園」が流行した頃に中年男性がこぞって「あぁ恋がしたい…」とむせび泣いていたのと同じくらい「あぁ海がみたい…」のである

これはなんだろう
だいぶ長らく幕張の海へいっていない

生まれ故郷の八千代市は、幕張、検見川、稲毛などの東京湾に面した海辺の街に隣接しており、自転車で1時間ほどで海に着く
大抵の少年は、自転車が乗れるようになると冒険などと称して海へと繰り出す

近い、とはいえ、距離にして約10Kmほどはあり、また、幕張はすでに新都心化していたので何本もの無機質なビル群が並ぶ街を目指して、サイクリングロードを延々とこぐことは、まるで冒険物語の主人公になったかのような錯覚を覚え、不安と好奇心がバランスをとりながらペダルを進ませるのだった

僕が、「海デビュー」を果たしたのは、少し遅い9歳の頃
クラスメイトに、「カニつりに行こう」と誘われ、三人ほどを連れ立って出かけたのが最初だと記憶している

僕達は、思ったよりも海が近く、また目当てであるはずのカニも釣れずの帰り道、もてあまし、悪巧みを思いついて、一人が買い物をしている間にダッシュで逃げた
帰り道は、一本だったし、僕達もだいぶ旅に慣れていたので安心しきって逃げた
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子供はこーゆー遊びが大好きだ、慈悲の心なんて微塵もない
だからまさか自分が同じ目にあうなんて微塵も思わず、つっぱしるのである
まさかのまさかで奴は、近道を使い、僕たちの前に立ちはだかった
そして次の獲物を探している

白羽の矢が僕に立つのも確率的には当然あること
それにはあんまり理由はないだろうけど、突然みんなが自転車で走りだした
ヤラレタ!
僕はその瞬発力に戸惑ってしまい、遅れた
そして、長い、長いサイクリングロードに取り残されてしまったのだった

一人になるととたんにバランスが崩れ、不安だけが心を支配する
海辺の夕暮れは早い、さらにこのサイクリングロードは高校生になってもドッキリするほど暗いので途端に恐怖が襲う、友人達の姿も全く見えない

なきそうになるのをなんとかこらえても不安は増すばかり。そして悪いことは重なるもんだ
僕は、サイクリングロードから外れる最初の道を間違えてしまい、全く見覚えのないところへとずんずん進んできてしまっていた
見慣れない街の名前が連なる
空はどんどんくれていく

我慢も限界に来て、ついに泣いた 泣きながら自転車をこぎ、自転車をこぎながらないた
泣きながら自転車をこいで、必死に人に自分の住む駅の名前を告げ、道のりを教えてもらう
動転している僕は、わけが分からぬことを聞き、向こうの言葉も全く理解できない

まさにそこは異国だった
僕の旅はあの時からはじまっていたんだ
それは大人への通過儀礼

あれからどうやって帰ったんだろう
うっすら憶えているところによると、農家と米屋を兼業しているような店に入って、そこのご主人に軽トラックの荷台に自転車を乗っけてもらい自分のすむ家の近くまで送ってもらったような気がする
翌日の教室でなんとない顔をしている関係者各位に“意地で”なんともなかったかのような顔をしたことだけは記憶している
すごく裏切られた気分だったけれど、自分一人でなんでもできたような顔をして得意そうにしていたんだとおもう

一人で始めた冒険は他の子たちよりも特別な体験だとでも言いたげに

あれから僕と海との関係がはじまった
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by U-the-zannen | 2006-07-19 18:42 | 海をめぐる断章~ALWAYS 幕海~



ポイズン過ぎるこんな世の中をただ反抗的精神のみで斬る、平成の切り裂きジャックの独り言
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