藤原新也、箱根ホテルの事件をよんで
作家:藤原新也の日記より
まずはこちらを読んでほしい http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20060712 そのあと一連の動きとしてこちらを http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php まぁものぐさな皆さんのために簡単に概略を話すと 「箱根のあるホテルが、燕の糞害に悩んだ挙句、巣をそのまま撤去。燕の巣と雛を袋につめてゴミ箱に捨てた」といった事件とその周辺の抗議の動きについて、藤原氏の考えがのせてある そんなに難しい話でもないので是非一読していただきたい まぁひどい話だとおもう 動物愛護団体が看板立てて抗議してもおかしくない 命をなんだと思ってるんだ 何様だと思ってるんだ 自分達の都合で好き勝手やってあまりにもひどいではないか など、みなが一様に右へ習えでこの極悪非道を攻め立てるだろう しかしどうだろう 害虫を殺さねば生きていけないのが我々人間だ いや、害虫でなくても沢山の生き物を殺し、食し、私たちは生きていける みな燕だから、食べないのだから、かわいくさえあるのだからひどいという しかし僕達は食べもしない、蚊だとかゴキブリだとか、蛾なんかも気持ち悪いとかかゆいとか汚いとかで余裕で殺す もう夏の夜にゴキブリが出たときにゃ毒ガスを散布し殺し、地雷(ex.ゴキブリホイホイ、ほう酸団子)を仕掛けては殺し、新聞を丸めては撲殺する もう目を血走らせて鬼の形相で獲物を追う 何が害で、害ならば許されるのか ゴキブリはよくて燕はダメなのか それはしょせん、私たちの手の上で判断をゆだねられることだ 命の重さは等価などと声高に叫んでも、すべてのものに感謝して平和を愛するなどと道を説いていても、実際には何の慈悲もなく「殺し」を行えるのが私たち人間だ 確かにこれだけ残酷たらしいことには目を覆いたくなる ひどい、ゆるせないと思う 何故だと憤る しかし、自分の周りをよく見てみると、そんなようなことを平気で行っているのだ 彼らだけを犯人にしてはいけない 所詮は同じ穴のむじななのだ 簡単に平和だなんだといってはいけない 平和だ、愛だと叫んでいても、自分を全く省みていないと思うからだ なんなら殺生こそが人間の、生き物の姿ですらある 殺さねば生きていけぬ僕達 まずはその姿を見つめなし、受け入れていかなばならない
by U-the-zannen
| 2006-07-18 12:22
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